何気に使っている女性用育毛剤、それは何の育毛剤ですか?
「えっ?何のって?」と訳が分からなくなりましたが。
育毛剤は幅広く、医療用医薬品、一般医薬品、医薬部外品、化粧品の4つに分類されています。
薬機法(旧薬事法)という法律があり、配合成分の種類や配合量、効能効果の違いにより区別されているのです。
育毛剤の効果の大きさは
化粧品 < 医薬部外品 < 一般医薬品 < 医療用医薬品 の順になります。
効果だけで比べると医療用医薬品が一番ですが、医療機関で受診しなければならず、副作用などの問題もあるので単純に良いとも言えません。
では、自分で育毛剤を探すとなると何が良いのか、どうやって購入すればよいのかをまとめてみました。
4種類それぞれの特徴や役割
1、化粧品
化粧品としての育毛剤は正しくは養毛料という呼び方になり、全成分を配合量の多い順番に表示しています。
あくまでもおだやかな作用で、頭皮の水分・油分を補いフケ・かゆみを抑え、毛髪と頭皮の状態をすこやかに整える目的で使われます。
市場に出回っている育毛剤のほとんどは医薬部外品ですが、一部化粧品扱いになっているものもあります。
ドラッグストアや化粧品店、インターネットで購入することができます。
2、医薬部外品
育毛剤として「薬用」と表示が許可されているので、薬用と付いていれば医薬部外品であるといえます。成分は業界団体の自主基準で有効成分・その他の成分に分けられて表示されています。
医薬部外品は医薬品と化粧品との中間に位置付けられるもので、有効成分に制限があるものの様々な効能・効果が期待されています。
また、副作用の心配が少なく、購入しやすい点からも身近な育毛剤として種類も豊富です。
3、一般医薬品
一般医薬品は発毛剤として区分され、成分・容量などが義務付けられています。
医薬部外品の育毛剤よりもさらに効果効能が認められている分、副作用のリスクも伴うことになります。
効能・効果や副作用により第1類、第2類、第3類に分類され、第1類医薬品を購入する際は、薬剤師の説明が必要になります。
薬剤師がいる店やインターネット(薬剤師の確認有)で購入することができます。
4、医療用医薬品
医療用として効果が高いため副作用の可能性も高く、購入には医師の診断処方が必要になります。
治療費は保険の対象とはならず全額自己負担となりますが、円形脱毛症による初期症状の単発型治療に効果があるフロジン液は保険が適用します。
頭皮につけるタイプ、飲み薬の治療薬とあり、医師の処方以外では個人輸入代行から購入することができます。
育毛剤分類のまとめ
一口に育毛剤と言ってもこうして分類されると簡単には決めかねてしまいますね。
育毛剤も年々種類が増え、手軽に使用することが出来るようになった反面、選び方も自己責任ということになりました。
自分に合うものを探すことは大変ですが、長く使うことを考えれば目先の情報に流されず、正しい知識を得て試してみることが大事なのではと思うのです。
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