「青魚が薄毛に良い」って話は聞いたことがありますか?
青魚が栄養的に良いことは知っていましたが、薄毛に直接結びつくかという点でそんなに信じてはいませんでした。
ところが、先日、名医のTHE太鼓判!という番組の中で「薄毛の改善にはイワシを食べること!」と断言していたのです。
なぜイワシなのか?
イワシの水揚量が多い鈴鹿市の白子漁港で調査をすると、イワシを毎日食べる漁師さんの髪はフサフサで、漁港で働く人達30人中26人が薄毛じゃなかったのです。
出演していた池谷医師によると、イワシなどの青魚に含まれるEPAには薄毛改善効果があるとのこと。
患者さんにEPA・DHAを飲んでもらった人の中から髪が増えてきたり白髪が少なくなったそうなのです。
イワシに薄毛改善の期待が寄せられますね。でもただ食べれば良いというものでもなさそうです。
なぜ薄毛改善?イワシに含まれるEPAとは?
EPA(エイコサペンタエン酸)は、体内でほとんど作ることができない必須脂肪酸の一種で、血液をサラサラにする効果が期待できると言われています。
髪の毛の材料となるのも血液。サラサラの血は薄毛改善のカギとなるのです。
一方、偏った食生活や生活習慣ではドロドロ血液となり毛根へ栄養が届きにくくなってしまいます。
動物性やリノール酸(植物油の一部)の油を摂りすぎると、薄毛改善効果も半減するそうなので、食事そのものも見直さなければいけませんね。
一日に摂る油のうちEPAの割合を増やすことが大事とのことです。
EPAを摂るためにイワシはどれくらい食べれば良いか?
1日に必要とされているEPAの摂取量は1000㎎、これはイワシ1尾分に相当します。
イワシのEPAを効率よく摂る方法は?
EPAは熱に弱いため、生で食べるのが一番ですがいつも新鮮なイワシがあるとは限りません。
そんなEPAを無駄なく摂るには、つみれ汁など汁物が良いようです。イワシの脂も一緒に摂ることができるからです。
さらに缶詰だと1缶で5000㎎、イワシ5尾分にもなります。缶詰の水分にはイワシの脂が出ているので残さず食べた方が効率が上がります。
イワシのEPA検証結果は?
薄毛が気になるお笑い芸人我が家の坪倉さんと一般女性3名が検証に参加しました。
坪倉さんは EPA 27μg/mL 血管年齢は実年齢41歳より+13歳の54歳という数値でした。
EPAの基準値は 10.2~142.3μg/mL なのでかなり低い数値です。血液の流れが悪いということですね。
そこで改善生活として、イワシ感を1日2缶、2週間食べ続けました。
その結果、EPAの値が2倍~4倍になる人が続出。
坪倉さんに至っては27μg/mLから622μg/mLと23倍という驚きの結果に、血管年齢は-18歳の36歳という結果になったのです。
薄毛が改善したのかは実践した期間が2週間だったのでわかりませんでした。それでも坪倉さんは髪に手ごたえを感じていたと発言をしていました。
もっと長期に実践してみるのが分かりやすいと思いますが、毎日イワシの缶詰を2缶も食べるのは、相当なイワシ好きでもさすがに飽きてしまいそうですね。
薄毛改善にはイワシの他に青魚ならOK
サバ、サンマ、アジ、マグロなどもイワシと同じく効果があるとされています。
ただカツオは季節によって栄養価に違いがでるので気をつけなければいけません。
春に獲れる初カツオはEPAが24㎎なのに対し、戻りカツオは400㎎と16倍以上大きな違いがあるのです。
旬の脂がのった魚を選んだ方が良いようです。
EPAの量を増やすために気を付けたいことまとめ
こういう風に数字で良い結果がでるとイワシはスゴイ効果があるのだと納得しました。特に缶詰は魚の栄養が丸ごと摂れ、骨も柔らかく食べやすいためぜひ利用したいと思いました。
しかし何事も全て良いという訳ではありません。
缶詰には、缶の内面に塗装されているビスフェノールA(BPA)に問題があります。環境ホルモンとしての疑いがある物質で検出されることが指摘されているのです。
ビスフェノールAが溶け出るのを減らすため製品改良が進んでいるそうですが、まだ安全とはいい難いため、幼児や妊婦はできるだけ避けた方が良いかもしれません。
さらには近海で獲れる魚のマイクロプラスチックの問題もあります。こういう問題はすぐにはわからないため、薄毛改善にイワシをたくさん食べることは果たして良いのかと考えてしまうのです。
結論として、缶詰だけや青魚だけをたくさん食べるというのではなく、他の食材も摂り入れ、できれば旬のものをいただくようにすることが大事だと思います。
遠回りでもバランスのとれた食生活が薄毛や健康に一番ではないでしょうか。
薄毛が気になっている人で青魚が嫌いな人におすすめします。
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