毛が生えると言われている成分のミノキシジルは、本当に効果があるのでしょうか?
ミノキシジルは、もともと血管拡張剤として開発された成分で、血圧を下げる薬として販売されていました。
しかし本来の効果より副作用として体毛が増えたため、発毛剤として新たに販売されたのです。
血圧を下げる薬というものは、血管を広げる作用があるため、頭皮の毛細血管を広げ血行をよくする効果があります。
また毛を作り出す毛母細胞や毛乳頭の細胞も活性化すると確認されています。
そんな今すぐにでも使ってみたいミノキシジルは、医薬品ということもあり注意しなければいけない点も多いのです。
ミノキシジルは男性型脱毛症に効果がある
ミノキシジルは壮年性脱毛症という男性ホルモンの影響による脱毛にのみ効果があるため、男性のAGAといわれる男性型脱毛症、女性ではFAGAといわれる女性男性型脱毛症に使用が限られます。
男性の場合は9割以上が男性型脱毛症といわれているので、ほぼ使って間違いはないでしょう。
女性の場合はさまざまな原因で脱毛になっている可能性が大きいので、使用する場合は自分の脱毛の原因が何であるか知っておく必要があります。
自分の脱毛症を知るにはどうしたらいいか?
発毛専門の医療機関で医師の診断を仰ぐのが一番ですが、ミノキシジルに効果がある壮年性脱毛症に該当するかチェックすることもできます。
大正製薬の「リアップリジェンヌ」のサイトにセルフチェックシートがあり、大まかですが調べることができます。
これは購入の対象となるのか、壮年正脱毛症に該当しているかの判断になります。
試してみてはいかがでしょうか。
ミノキシジルを使うには
外用薬の場合
●国内では大正製薬の男性用「リアップX5」に5%、女性用の「リアップリジェンヌ」に1%のミノキシジルが配合されています。
薬局薬店やドラッグストア、ネットでも購入することができますが、第1類医薬品になりますので薬剤師の説明が必要となります。ネットでは薬剤師とのメールなどのやり取りになります。
●国外では男性用「ロゲイン」に5%、女性用「ウィメンズロゲイン」に2%、女性用「リポゲイン」に3%ミノキシジルが配合されています。また国外はロゲイン以外にもジェネリック品や濃度の高い製品もありますがすべて男性用です。
国外のロゲインなどを使用するには発毛専門の病院で処方してもらうか、個人輸入という形になり、全て自己責任で行う必要があります。
内服薬の場合
国外のミノキシジルタブレットで男女兼用になりますが、これも発毛専門の病院で処方してもらうか、個人輸入という形になります。
男性用女性用に分かれているのは
男性と女性では効果と副作用に違いがあります。
女性は男性に比べミノキシジルの濃度が低くても効果があります。
その反面、濃度が高い場合は副作用として体毛が濃くなったり、頭皮のかぶれなどの症状が多くでることがあるそうなのです。

国外のミノキシジルを手に入れるには
先ほど、外用薬・内服薬使用のところで書きましたが、国外のミノキシジルは規制があるため、入手するには医師の処方または個人輸入だけになってしまいます。
病院で処方してもらう
医師の診断により説明を受けることで、的確な治療が受けられるので安心感が増します。
ただし長引けば費用や薬代が高くついてしまうのが難点なのと、女性の薄毛治療が安心して受けられる病院がまだ少ないような気もするのですが、どうでしょうか。
電話やメールで質問できるところや、無料相談できるところがあれば良いですね。
参考までに
カウンセリングが無料の
「東京ビューティークリニック」など
個人輸入で購入する
個人輸入を代行してくれる会社を探し購入することになります。ネット上でも個人輸入代行会社は複数ありますが、信頼のおける会社を探すのが一番ですね。
為替の変動や送料・手数料、お客様の口コミなどを調べておくと間違いがないかと思います。価格面で考えると個人輸入は魅力的ですが、すべて自己責任なので納得の上で行うことが大切です。
参考までに知名度や価格から
●オオサカ堂
●アイドラッグストアー

ミノキシジルのまとめ
もし女性用の「リアップリジェンヌ」を使用するとしたら
○壮年性脱毛症であること。
○副作用を知っておくこと。
○リアップリジェンヌ又はリアップリジェンヌの成分にアレルギーがないこと。
○20歳以上であること。
○妊婦又は妊娠していない、授乳中でないこと。
などが該当されるようです。
大正製薬のサイトには
65歳以上の方は「一般に高齢者では好ましくない症状が発現しやすくなるため、使用する前に、医師又は薬剤師に相談してください。」と説明があるので安易に使用するのは止めた方がいいです。
また「主な副作用は刺激感、接触性皮膚炎等の皮膚症状であり、いずれも治療を必要としない軽度又は中等度なもので、重篤なものは認められませんでした。」ともありました。
使用にあたって、少なくとも6ヵ月間は使ってくださいとのことなので、副作用と期間を覚悟しておかなければいけませんね。
個人的には国内の医薬品でもハードルが高いという感じですが、どうしても手の施しようがなくなれば国外のものでも使うかもしれません。
ただ使うのを止めた後や長年使って大丈夫かなという不安もあります。
これから、さらに安全で効果が発揮される薬が開発されることを望むばかりです。
コメント