来た来た、今年も来た、ヤバイ~、はぁっくしょん。
5月といえば世間では花粉症が終わったかのイメージですね。でもイネ科のアレルギーが一番ひどい私にとっては例年4月の終わり頃から6月終わりまでがピークだったりします。
そんなある日、家族あてに来ていたダイレクトメールに「西洋イラクサで花粉症が楽になる?」の文字が目に入ったのです。
花粉症に良いといわれることはほとんど知っているつもりでしたが、「西洋イラクサ・・・」は遅ればせながら知りませんでした。
調べると「西洋イラクサ」は「ネトル」と呼び、ハーブティーが主流でサプリメントも数種類あったのです。
とりあえずハーブティを取り寄せて飲んでみると、草の香りがして人によっては飲みにくいかなという感じでした。それでも試してみる価値はあると思ったので続けてみました。
すると、2~3週間が過ぎたぐらいでしょうか、あらまあ不思議なくらいくしゃみ鼻水、目のかゆみもほとんどなくなっていたのです。
本音をいうとハーブティーで数十年来の花粉症が治まるなんて信じていませんでした。でも今回は身に染みて感じましたね。ネトルはすごいハーブなのだと。
ネトルはなぜ花粉症に良いの?
●ネトルにはアレルギーの原因物質になるヒスタミンが含まれています。
このヒスタミンは体の中に花粉などの異物が入ると、くしゃみや鼻水で外に追い出そうとします。このアレルギーのもとがネトルには入っているのです。
普通に考えるとヒスタミンが増えてアレルギー症状がひどくなるのではと思いますが、ネトルの持つヒスタミンは微量なので、体に慣れさせ過剰な分泌を抑えるといわれています。
●フラボノイドの一種ケルセチンも含まれています。
ケルセチンはヒスタミンの発生を抑え、抗炎症作用のある成分です。これによりアレルギー症状が緩和されます。
この成分は玉ねぎの皮、アスパラガス、ブロッコリー、モロヘイヤ、パセリ、りんご、ぶどう、そば、柑橘類などにも多く含まれているので、日頃からたくさん摂るようにしたいですね。
この2つの成分が花粉症に役立っているのは確かで、ヨーロッパでは体質改善として春先に飲まれているそうです。
まだまだ続くネトルのすごさ?
ネトルは万能なハーブだった
●β-カロチン、ビタミンC、葉酸、クロロフィル、ケルセチン、ルチン、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどが含まれているので、天然のサプリメントと呼ばれています。
●「血液の浄化と造血」という2つの作用があります。
・浄化は、デトックスとして体の老廃物を排出、新陳代謝を活発にし血液をサラサラにします。
・造血は、鉄分が豊富なのと吸収力も高く貧血予防に、また状態の良い血液をつくりだします。
●カルシウムとその吸収を助けるマグネシウムがタッグを組むと、精神が安定し不眠も解消、また嬉しいことに脂肪の吸収を抑制することもわかっています。
●カリウムによるむくみの解消、尿酸の排出を抑制による痛風の予防、また古くから関節痛、リウマチの治療にも使われています。
なんか、これを読んだだけで体質改善できたような気分になりますよね。
でも、まだまだあったのです。
ネトルは髪やお肌にも効果があった!
●ネトルには髪に必要なケイ素という成分を含んでいます。
ケイ素は生命維持に必須の微量ミネラルで生物界に最も多く存在する元素の一つです。
ケイ素の働きは、せっせと栄養素を頭皮に届けたり、細胞の代謝を良くしたりします。また組織と組織をつなげるコラーゲンを束ねることで、弾力のある丈夫な抜けにくい毛にしてくれるのです。
他にもケイ素は骨、関節、血管、皮膚、歯、爪などにも多く含まれています。ただ加齢とともにその体内量は減少してしまいます。
もし髪が抜けやすいなと感じているのなら、ケイ素が少なくなっているのかもしれませんね。
ネトルにはケイ素の吸収を高めるビタミンCも含まれているので、気になる方は試してみてはいかがですか。
●ネトルの根にも脱毛とフケを予防すると古くから用いられていました。
煎じ汁を洗髪に用いると、地肌を強く血行もよくするため髪の毛が強くなり抜け毛を防げるのだそうです。
髪に良いハーブのまとめ
1、西洋イラクサ、通称ネトルはハーブの一種で花粉症に良いといわれている。
2、ネトルにはアレルギーに慣れさせるヒスタミンと抗炎症作用のあるフラボノイドの一種ケルセチンが含まれている。
3、ネトルは栄養豊富で天然のサプリメントと呼ばれており、血液の浄化と造血、精神の安定、脂肪吸収の抑制などの作用がある。
4、ネトルには髪に必要なケイ素がが含まれ、ケイ素は栄養素を頭皮に届ける、細胞の代謝を良くする、弾力のある丈夫な抜けにくい毛にする働きがある。
ネトルにはまだまだ紹介しきれないくらい効果があるようです。
しかし何でも相性というものがあるのも、自分には合わないようだと感じたら即中止してくださいね。
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