髪で悩んでいるときはテレビのCMにもつい振り返って見てしまいますね。
私は最近「スカルプシャンプー」に引っかかります。
スカルプシャンプーはそれだけで薄毛を解消してくれそう?な雰囲気がしますが、本当はどうなのでしょうか。
そもそもスカルプシャンプーの語源は何か?と調べてみました。
スカルプシャンプーという言葉は最近になってつくられた言葉で、
スカルプ(scalp)は英語で「頭の皮、頭皮」という意味になります。
研究社 新英和中辞典より
シャンプーはヒンズー語で「マッサージをして頭皮、毛髪を清潔に保つ」です。
Wikipediaより
つまり、頭皮をマッサージしながら毛髪も洗うのが、スカルプシャンプーということになります。これは普通のシャンプーでも同じなのであえて区別する必要はなくてもいいのではと思うのですが・・・。
なぜスカルプシャンプーがあるの?
シャンプーは頭皮の皮脂や汚れを落とす目的で使われますが、みな同じ頭皮環境ではありません。
頭皮に問題を抱えている人のためのシャンプーが必要だったのです。
スカルプシャンプーはこの頭皮に重点を置いてつくられたシャンプーで、特に頭皮環境を整えるようにつくられています。
そのほとんどは医薬部外品で頭皮に有効な成分が入っています。
頭皮環境を整えることで毛を育てる「薬用育毛シャンプー」として捉えられているのです。

スカルプシャンプーの役割は
頭皮のトラブルには赤くなった頭皮や嫌な臭い、フケかゆみなどがありますが、一番関わりがあるのは皮脂です。
皮脂は多くても少なくても頭皮によくありません。
皮脂を正常に保つことでトラブルが早く解消されます。
スカルプシャンプーは皮脂をごっそり落としてしまうイメージがありますが、低刺激で余分な皮脂だけを落とし頭皮に潤いをもたらせてくれるのです。
しかし市販の商品などにはスカルプシャンプーと謳っていても、刺激が強いだけのものもありますのでご注意ください。
スカルプシャンプーで頭皮の状態が変わらないときは?
頭皮の問題が解消しなければ、皮膚科で診てもらったほうがいいかもしれません。
例えば、頭皮トラブルの症状の多くにフケかゆみがいつまでも続くことがあります。
フケは頭皮の新陳代謝(ターンオーバー)により角質細胞がはがれ落ちるもので、誰にでもあり、ふだんは見えませんが、はがれ落ちるサイクルが短くなると目立つフケがでてしまいます。
そのサイクルが短くなるのは皮脂とマラセチア菌という常在菌、肌質のバランスが崩れてしまうからです。
スカルプシャンプーでフケかゆみが治まらない場合は、すでにマラセチア菌が異常繁殖しているのかもしれません。
マラセチア菌はカビ(真菌)の一種で、真菌に効果のあるシャンプーもありますが、シャンプーだけで解消するには無理なくらい症状が進んでいると考えられます。
また頭皮の炎症が治らないままだと脂漏性皮膚炎になっている可能性もあります。早めの治療で頭皮を守りたいですね。
スカルプシャンプーはこういう時に使った方がよい
スカルプシャンプーは予防目的として使用したり、頭皮トラブルも初期の方でしたら効果があるといえます。
また皮膚科での治療と平行してスカルプシャンプーを使うと強い味方になります。
※皮膚科で扱っているシャンプーも試してみるといいかもしれません。
他には頭皮トラブルがなくても、体質的に皮脂が多くべたつきやすい方などにおすすめです。
おすすめシャンプーは
女性用 頭皮のニオイケアシャンプー【キュアラフィ】
頭皮のニオイとべたつきで悩む女性のために開発された薬用シャンプー
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