お肌の紫外線対策を気にしている女性は多いと思いますが、体の中で一番紫外線を浴びているといわれている髪と頭皮はどうでしょうか?
もしまだ何も紫外線対策をしてないとすれば、確実に紫外線は髪と頭皮をむしばんでいる。そう思って間違いありません。
特に頭皮はお肌にくらべ紫外線にやられているなんて、すぐにわかりにくいのでは。もし症状がでたときは薄毛に進行していることもあるから大変です。
よく分かるのが海やプールに行ったとき。髪が赤茶色に変色したりパサついたことがありませんか?
その時髪はダメージを受けています。
頭皮は髪によって紫外線から守られているものの、薄毛だったら頭皮もダメージを受けることになります。
「そんなことない、毎年、海に行ってるけど髪も頭皮も大丈夫!」そういう声も聞くこともあります。しかし自覚がないだけで、本当は紫外線の影響をじわじわと受けているのです。
髪へのダメージは?
髪の傷みはパーマやカラーだけじゃありません。
紫外線を浴びると髪の毛はどうなるの?
1 キューティクルがはがれ落ち、髪のパサつきや枝毛切れ毛になってしまいます。
2 髪の色素を分解してしまうため、脱色したような赤茶色になります。
というように、髪にツヤがなくなり量もボリュームもダウンしてしまうので、一気に老けた感じになってしまうのです。
髪は爪と同じようなもので、髪の毛自体に自己修復機能はありません。それだけに傷ませないことが大事になります。
頭皮へのダメージは?
残念ながら「髪の毛があるから頭皮は大丈夫!」ではありません。紫外線は髪のすき間をぬって頭皮まで届いてしまいます。
紫外線を浴びると頭皮はどうなるの?
1 皮脂が酸化し、頭皮の臭いや毛穴のつまり、フケかゆみの原因になります。
2 皮膚内部の毛細血管やリンパ管の機能が低下し、毛をつくるための栄養が毛母細胞に届きにくくなります。
3 日焼けの炎症により頭皮が乾燥しやすく免疫力が落ちるため、フケかゆみの原因になります。
もちろんすぐに影響があらわれることはないかもしれません。また薄毛の原因が紫外線以外の可能性もあります。でも頭皮は紫外線によって確実に老化していることは確かなのです。
紫外線から髪と頭皮を守るには?
紫外線を同じように浴びても、症状が軽い人重い人それぞれいます。
特に紫外線に気を付けてほしいタイプは?
●頭頂部の毛の量が少ない方。
髪が少ない分、何も対策していないと一層紫外線を浴びることになります。
また薄毛の原因には、AGA(男性型脱毛症)という男性ホルモンが関わっていることが多いですが、紫外線により頭皮が荒れてしまうと、より薄毛が加速していきます。
●体質的に肌の色が白い方。
日焼けするとすぐ赤くなる方は紫外線に弱いため、頭皮もダメージを受けやすく毛が育ちにくくなってしまいます。
すぐにはじめられる紫外線対策は?
1 トリートメントで髪を保護する。髪をガードすることで傷みが軽減されます。
2 頭皮に日焼け止めを塗る。クリーム・スプレーなど色々ありますが、紫外線吸収剤が入っていますのでお肌の弱い方は様子をみながら塗ってください。
3 ヘアケア剤を使う。紫外線をカットする成分を含むものを使ってみてください。
4 帽子を被る。帽子は通気性の良いUV効果があるもので、頭が蒸れないよう気を付けてください。
5 日傘をさす。日傘もできればUV効果のあるもので、色は黒やシルバー、素材は遮光率の高いポリエステルが良いようです。
6 髪の分け目をときどき変える。同じ分け目ですと同じ所に集中して紫外線を浴びてしまいます。
もしダメージを受けてしまったら
頭皮を無理のない程度に冷やしてみてください。
そして低刺激で保湿力のあるシャンプーでやさしく洗い、通常のトリートメントや髪の傷みに応じて洗い流さないトリートメントを塗布してみましょう。
頭皮がヒリヒリしたら刺激のない保湿効果のある化粧水やジェルなどで様子をみましょう。痛みが治まらないときは病院で診てもらってください。
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