毎日なにげに行っているブラッシング。ヘアブラシは髪に良いものを使っていますか?
私は何の考えもなしにプラスチックでできた安物のヘアブラシを使っていました。髪がまとまればそれで良いかなという感覚でした。
でも抜け毛が多くなったり頭頂部が薄くなると、今までのようにブラッシングするのがだんだん怖くなってしまいました。
髪が多いときは気がつきませんでしたが、ヘアブラシで頭皮を傷めていたのではないかと思うようになったのです。
ヘアブラシの材質や使い方で髪や頭皮への負担が少なくなるのはもちろん、静電気の影響までは気がつきませんでした。
では薄毛をこれ以上進行させないために、ヘアブラシはどんなものを使えば良いのでしょうか。
薄毛に良いヘアブラシは?
ヘアブラシには髪が薄い人専用のものがあります。動物の毛を使っていて猪毛・豚毛・軟豚毛などがあり、1種類~3種類混ぜ合わせたものです。
●猪毛は弾力性があり太く硬くコシがあります。
●豚毛は柔らかくコシがありツヤを出します。
●軟豚毛は柔らかい白豚毛と黒豚毛を混ぜたものです。
普通のヘアブラシとの違いは毛の長さが3段階に分かれていて、各段階の毛はそれぞれの特徴を活かした毛を使っているところです。
例えばこんな風に使われています。
●一段目の長い毛は、頭皮に触れる割合が多く一番柔らかい軟豚毛。
●二段目の中間の毛は、一段目と三段目両方の役割を兼ねる豚毛。
●三段目の短い毛は、髪を毛先に向かって梳くため弾力性のある猪毛。
ということで、頭皮に負担が掛からなく、マッサージ効果も兼ねていて、髪はしっかりセットできるといった、細かいところまで行き届いたヘアブラシなのだと思いました。
ヘアブラシのトラブルで多いのは静電気
ブラッシング中に起こる静電気は乾燥した髪にヘアブラシの毛が摩擦し静電気を起こしてしまいます。
乾燥した空気では髪の水分も蒸発してしまいます。傷んでいる髪は特に水分が少ないため静電気が起きやすく、髪はさらに傷つけられ枝毛や切れ毛になってしまうのです。
でも本当に怖いのは髪への影響ではなく頭皮の方です。
ブラッシングで起こった静電気は頭皮の中を通り毛根まで達し、毛を作り出している毛球を直撃してしまいます。
これが繰り返されるとついに毛球は死滅してしまい脱毛となるのです。
こうなる前に静電気対策をしないといけませんね。
ヘアブラシによる静電気の撃退法
●髪のケアをする
日頃から髪がパサつかないようにケアすることが大事です。乾燥の時期は洗浄力の強すぎるシャンプーを控えて、リンスやトリートメントで髪を保護しておきましょう。
●髪に水分補給
傷んでいる髪は水分が足りませんから、ブラッシングの前に髪に水分や膜で乾燥を防ぎます。
洗い流さないトリートメント・ヘアスプレーなどが良いです。何もない場合は軽く水で濡らしても良いですが、乾いたあと髪がパサつき気味になります。
洗い流さないトリートメントはクリーム系よりミスト系の方がヘアブラシの汚れが少なくてすみます。
●静電気が起こりにくいヘアブラシ
動物の毛を使ったヘアブラシは静電気が起こりにくく髪にツヤを与えます。また静電防止ブラシやマイナスイオンを発生させるブラシもあります。
髪質や長さ、毛の量やブラシのお手入れなど、条件に合うものを見つけましょう。
●静電気体質?
静電気が起こりやすい人は体質が問題でもありました。
静電気は普通自然放電するものですが、静電気が起こりやすい人は体内のイオンバランスが悪く、逆に自分から電気を引きつける帯電体質になっているそうです。
生活習慣の乱れから血液がドロドロになり体内が酸性化しています。肩こり・腰通・冷え性などの症状があれば当てはまるようです。
ヘアブラシのまとめ
ヘアブラシ一つとっても奥が深く、ただ単に髪を梳けばよいという訳ではありませんでした。
特に気をつけたいのは静電気。まさかブラッシングの静電気が毛根に影響してしまうとは身近なことを見逃していました。
これからは髪と頭皮のために、髪の保湿・動物の毛のブラシ・静電気の起きにくい体質にしなければいけませんね。
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