たまにテレビなどで紹介される独自の育毛水がありますが、髪が生えたなんて紹介されると、自分もやってみたくなりませんか?
髪に関しては毛が生えなければ意味がありませんから、少しの効果であっても希望が持てそうな感じがします。
材料は身近なもので間に合うし、市場に出回っている育毛剤より断然安く出来るというところはかなり魅力的です。これで髪が生えれば何もいうことありませんから。
でも、どんなものにもメリット・デメリットがあるもの。そこのところを確認した上で作ってみたほうが良さそうです。
手作り育毛水のメリット・デメリット
育毛水のメリット
・材料代だけで安く出来るので失敗してもそんなに痛手にならない。
・身近にある材料で出来ること。
・自分で使うだけなので、添加物の入らないものを作ることが出来る。
・作り方もレシピ通りにすればそんなに難しくない。
・材料のエキスになるものは単品なので、自分に合う材料、合わない材料を知ることが出来る。
育毛水のデメリット
・季節によって手に入らない材料がある。
・大量に作ることが出来ず、そもそも日持ちしない。
・パッチテストなど慎重に行わないと皮膚炎になることがある。
・容器など器具の消毒も徹底してやらなければいけない。
・都度都度つくるのが面倒。
・材料が単品のため、効果があるものに出会うために色々作る必要がある。
育毛水にはどんなものがある?
多くの育毛水の中から代表的なものを7つ選びました。
エビネのエキスは血流促進や抗菌作用があり、フケかゆみ、抜け毛が解消されたという報告があります。
みかんの皮の精油成分が、脱毛の原因を起こす酵素の働きを抑制することで育毛を促進します。また頭皮の血行を促進する働きもあります。
マイタケ育毛水
マイタケのβ-グルカンは頭皮の保湿、毛母細胞の活性化、毛母細胞の増殖、男性ホルモンの増強を阻害する働きがあります。
イチョウ葉の養毛水
イチョウの葉のエキスには血行促進作用や抗炎症作用があり、発毛を促す働きがあります。
にがりの育毛水
にがりには体に必要なミネラルがあり、体内酵素が活性化、活性酸素から守る働きがあります。また新陳代謝を高め、細胞も活性化してくれます。
ルイボス茶の育毛水
ルイボス茶は高い抗酸化作用と、バランスのとれたミネラルが豊富です。細胞が活性化、新陳代謝が高まり、血流が良くなる働きがあります。
アロエの育毛水
アロエに多く含まれているタンニン酸には細胞を活性化し再生効果もあります。分子が小さく浸透力があるので毛母細胞まで届きやすくなります。
手作り育毛水、これだけは気をつけたい7つのこと!
1.作るにあたって
効果には個人差があるということ、肌に合わないときはすぐに表れなくても炎症などが起こる場合もあります。すべて自己責任であると認識しておきましょう。
2.パッチテストをする
いきなり頭に使うことは厳禁。腕の内側の柔らかい部分に1滴つけてテープなどで防水し、24時間様子をみてみます。少しでも赤みなど異常があれば諦めることです。
3.新鮮な材料で作る
古い材料は見かけが大丈夫でも鮮度は落ちていきます。腐食からくる雑菌を考えると新鮮なものの方が良く、植物などは洗浄後しっかり乾かします。
4.道具は清潔に
育毛水自体に保存料が入っていないことを考えると、作る道具も熱湯やアルコールで消毒しなければいけません。
5.保存場所も重要
雑菌が入らないよう口の小さい容器に入れて、必ず冷蔵庫に入れて保存してください。
6.保存期間は短いと思っておく
冷蔵庫保存で1週間、アルコールやグリセリンを入れた場合は1ヶ月ぐらいです。製造年月日の記入を忘れずにしておきます。
7.炎症のときは使用を中止
すでに炎症が起こっている場合は肌が受け付けず、さらに酷くなることがあります。まずは炎症を治療することが最優先、完治してからにはじめましょう。
手作り育毛水のまとめ
こうして考えると、手作り育毛水は魅力的ではあるけれど、それなりにリスクも考えなければいけませんね。
髪に効果があるといわれている材料は、現在販売されている育毛剤にも入っていたりします。
もし自分で作るのが面倒だったり難しければ、材料の特徴を活かした育毛剤を使ったほうが安心かもしれませんね。
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