漢方の陰陽五行説の五臓の中から、一番多く当てはまったタイプが自分の体質です。
もし他のタイプと当てはまる数が近かったら、両方照らし合わせてみてください。
【心(しん)タイプ】
注意する季節は夏
夏は気温が高くなり活動的になりやすくなる時期で、心臓への負担や消化吸収の役目である小腸に影響を及ぼします。
動悸、イライラ、食欲不振、口内炎・舌の炎症などは心からのサインです。
生活
心は血液の流れを司るポンプの役割をします。また精神や意識、思考力、感情とも深い関係があります。
夏は暑さによって体に熱がこもりやすくなるため、心臓は熱を発散させなければならず負担が大きくなります。
また中枢神経の機能活動を管理していますが、心が弱っていると上手くはたらかなくなり精神的に不安定になってしまいます。
対処法は?
・夏は汗をかくことで熱を逃がしますが、エアコンの使い過ぎは熱が体内にこもったままになってしまいます。昼間は避け朝夕の涼しい時間だけでも汗をかくよう心がけましょう。
・暑いからといって室内ばかりでは気持ちが滅入ってしまいます。早朝の散歩は涼しく気持ちもスッキリするのでおすすめです。
・暑さで睡眠不足になりがちですが、できるだけ早起きをして体操などをするとよいです。また時間が許せば昼寝をしたり、眠れない場合はちょっとの時間でも目を閉じて瞑想状態になると休息になります。
・適度な運動は血液の流れを良くし心臓を強くします。無理なく楽しみながら続けられる運動がいいでしょう。心臓疾患がある方は医師にご相談ください。
・入浴はぬるめのお湯でゆっくりしましょう。入浴前後の水分補給とのぼせに気を付けてください。
・日常から離れて、自然豊かなところで英気を養うことも大事です。木々や川の水に触れることは人間本来の形に戻してくれるでしょう。
食事
心のために摂りたい食べ物
苦い食べ物や赤い食べ物が心の働きを助けます。心臓の負担を軽くし、精神を安定させ体内の余分な水分や老廃物を取り除く作用があります。
摂り過ぎは肺・大腸・鼻を傷めるため風邪にかかりやすくなりますので気をつけましょう。
・ゴーヤ、三つ葉、セリ、きゅうり、モロヘイヤ、小松菜、青ジソ、レタス
・グリーンピース、さやえんどう、インゲン豆
・にんじん、トマト、イチゴ、イチジク、スイカ、メロン、梨、ブドウ、杏
・レバー、たこ、イカ、牡蠣、うなぎ、のり、きくらげ、寒天
心のために避けたい食べ物は
・味付けの濃いもの
・脂肪分の多いもの、牛乳、肉
・インスタント食品・加工食品、白砂糖、ジュース類、菓子類
心のためにできるだけ避けたい食べ物は
コーヒーなど(刺激物)、アルコール
心のまとめ
何でもそうですが食べ過ぎは心臓に負担がかかるのでいけません。消化がよく塩分の少ないものが良いです。
また、夏は汗をかきやすくカリウムも汗とともに失われるため、脱力感や食欲不振になりやすくなります。
カリウムは 野菜や果物、豆類等に多く含まれますので、心タイプでなくとも夏は意識的に摂るようにしたいですね。
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