薄毛の人は知っておいた方が得!毛が作られる過程と発毛のメカニズム

髪の毛の基本

そもそも髪はどうやって伸びるのでしょうか? って「そんなこと、ど~でもよくね?」という声が聞こえてきそうですけど、髪のことを知るのは意外とムダでもないのです。

 

抜け毛が多くなったり、すでに薄毛になっていたり、髪の毛がスカスカだったりと、髪の悩みを解決したい人にとっては、髪のことを知っているだけで情報が理解しやすくなるのです。

 

もし、育毛剤の特徴を説明しているサイトがあれば、そこに書いてある専門用語がすぐに分かってイメージできれば自分なりにその良さが判断できます。

 

中には難しい言葉があって戸惑うこともありますが、髪の毛の構造や性質を知っていると雰囲気はつかめるのではないでしょうか。

 

髪の毛は植物によく例えられる

髪の毛が植物に例えられるのは、植物(毛)が土(頭皮)の栄養で成長するという様子が似ているからかもしれません。

 

植物の中でもたけのこが髪のイメージに一番近い感じがします。土の中にいる間は柔らかく、地中から地上へ伸びて行きながら硬い竹となるところが似ているのです。

髪のイメージたけのこ

髪の場合、頭皮の内側で柔らかい塊が細胞分裂を繰り返しています。その塊がしだいに形を変え硬くなり、頭皮の上へと押し上げられます。

 

植物と髪の違いは、植物は上へ伸びて育つ、髪はただ上へ押し上げられているということです。

 

髪の毛はこうして作られる!頭皮トラブルの元はこの部分

私たちがふだん髪の毛と言っているのは、頭皮から出ている部分で「毛幹」と呼びます。

押し上げられた髪「毛幹」は硬く死んだ細胞なので、髪が傷ついても自力では治せません

髪の毛の構造

頭皮の下にある部分は「毛根」と呼び、毛根の一番深い所は丸みのある「毛球」と呼ばれます。毛球の中にはさらに「毛乳頭」「毛母細胞」「毛色素細胞」と呼ばれる部分があります。

 

毛乳頭はくぼんでいて毛細血管が入り込み、血液中の栄養分を取り込んでいます。そしてその栄養を毛母細胞・毛色素細胞へ運び、細胞が分裂を繰り返し毛が生まれます。

 

バルジ領域(毛隆起)は毛の周期交換に関わる幹細胞で、毛母細胞やメラニン細胞の元となる細胞です。近年老化による脱毛はこのバルジ領域にある「17型コラーゲン」の劣化が原因だといわれています。

 

皮脂腺はその名の通り、頭皮を保護するために皮膚表面に分泌し、エクリン汗(小汗腺の汗)と混ざり合って皮脂膜(脂肪膜)をつくります。

 

よく言われる「毛穴のつまり」毛幹と毛根の間の逆三角形部分に、皮脂がつまり新しい皮脂との入れ替えが出来なくなることから、フケかゆみなどの頭皮トラブルへと発展してしまうのです。

 

髪の毛が作られる工程は、製造工場を想像してみるとわかる

原材料が「血液」運搬が「毛乳頭」加工が「毛母細胞・毛色素細胞」で、出来た毛はどんどん市場(頭皮)へと運ばれるというシステムです。

頭が工場で毛母細胞は機械

その製造工場の建物が「毛球」土地は「毛包」と呼ばれる袋でこの中に毛がおさめられています。

 

普通1つの毛穴には3つの毛包があり、それぞれ3つとも毛が育っている場合もあれば、1つだけしっかりして残りの2つはあまり育っていない場合もあるようですが、どちらも問題ありません。

 

髪の毛の断面図は美味しいのり巻

髪の毛はその色合いから、のり巻に例えられることが多いです。

髪の毛の断面図

海苔に相当する「毛小皮(キューティクル)」ご飯に相当する「毛皮質(コルテックス)」、中心にはかんぴょうなどの具に相当する「毛髄質(メデュラ)」といったものから成り立っています。

 

毛小皮(キューティクル)

毛小皮(キューティクル)はうろこ状になっていて、髪が傷つくとキューティクルがめくれたり剥がれたりします。

 

剥がれたキューティクルは、その内側にある毛皮質(コルテックス)から水分やタンパク質が減り、髪がパサついたり枝毛切れ毛などになったりします。

 

一度傷ついたキューティクルは髪が伸びるまで元には戻りませんが、ヘアケア用品で手当することも可能です。

 

毛皮質(コルテックス)

毛皮質(コルテックス)は十数万本の毛の繊維が結合し束になっているので、仮にキューティクルがすべて無くなってもバラバラになることはありません。

 

パーマはこの結合を切ったりつないだりして好みのヘアスタイルにします。

 

毛母細胞には毛色素細胞(メラノサイト)がありメラニン色素を作ります。それがコルテックスに行きわたることで髪に色がつくのです。

 

加齢や病気などの原因でメラノサイトが減ってしまうと、メラニン色素も作れなくなります。メラニン色素が少ないと、コルテックスの色が薄くなり白髪になってしまうのです。

 

毛髄質(メデュラ)

毛髄質(メデュラ)はメラニン色素が少し含まれていて、細胞が蜂の巣のように並んでいます。中には空気を通す穴があり、その空気穴に空気が貯まることで、熱さ寒さから頭部を守っています。

 

毛髄質の量は太い髪に多く、細い髪には少なかったり無いものもあります。

 

発毛のメカニズムのまとめ

髪の毛一つでも複雑に出来ていて分かりにくく、全部の名前に毛がついているので間違えてしまいそうなので、植物などに例えてみました。

 

こうして考えると髪や頭皮のトラブルがなぜ起こるのかイメージしやすくなりますね。

 

改めて毛根から毛幹まで大事にしなければと思いました。

 

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