「髪の毛は食生活で決まってしまう!」当たり前過ぎますが、食べ物が髪に及ぼす影響ははかりしれません。
漢方では「髪の毛は血の余ったもの」が栄養になるとのこと。血液は内臓へ優先的におくられ、髪の毛は後回しになるのです。
これは生命を維持するために必要なことで仕方ありませんが、貧血や冷え性だと髪の毛まで栄養が行く確率はもっと下がるので、抜け毛薄毛改善へは遠くなります。
また「髪は腎が司る」ともいわれ、腎が弱いと髪が育たないとのこと。
腎とは腎臓・膀胱・生殖器、耳・骨・髪・歯・足腰などの総称で、生命力を蓄える臓器を指しています。
体の成長に欠かせない働きをしている箇所ですね。
抜け毛薄毛にならないためには、濃い血が体の隅々までどんどん流れるようにし、腎を強化すれば良いということになります。
それには今までの食生活を見直す必要があります。
血液と腎のための食生活7つのポイント
髪の毛に最も必要なのは濃い血液と腎を強くすることです。そのためには栄養バランスを考え、体に良くないものは食べないようにしなければいけません。
1 良質なタンパク質を摂る
・動物性の場合
肉の摂りすぎには注意が必要です。体に良くない活性酸素が増え血液の質が低下してしまいます。また脂身の肉を摂ると頭皮の皮脂も多くなります。
・植物性の場合
大豆などの豆類は高タンパク低カロリー食品で安心です。大豆製品は納豆や味噌などの発酵食品がおすすめ。
他にはのり・焼き麩・落花生・干し椎茸などがあります。
2 野菜・果物・海藻類を摂る
旬のものが栄養も効率よく摂れます。野菜は食材そのものを摂るようにし、市販されている野菜ジュースはビタミンやミネラルが少ないので、補助的に利用した方が良いでしょう。
いも・レンコン・ごぼうなどの根野菜はミネラルが豊富で体を温める作用があるので積極的に摂りましょう。
3 亜鉛を意識して摂る
日本人に不足しがちな亜鉛は細胞分裂に欠かせないミネラルで、髪をつくるタンパク質の合成にも使われます。ビタミンCと一緒に摂ることで吸収がよくなります。
牡蠣・豚レバー・牛肉・ビーフジャーキー・バルメザンチーズ・煮干しなど。
4 インスタント食品・加工食品は止める
ビタミン・ミネラルなどが不足しがちで味付けの濃いものが多ため、塩分を摂り過ぎることになります。塩分の摂りすぎは体に水分をため込み、腎臓に負担をかけるので気を付けましょう。
5 アルコール・カフェインは適度に
アルコールは体を冷やす飲み物です。カフェインもホルモンの分泌に良くないといわれています。髪のためにもほどほどに。
6 冷たいものを摂りすぎない
冷たいものを摂ると内臓が冷えて代謝を低下させてしまいます。そうすると血の流れも悪くなり髪に栄養が行き渡らなくなります。
7 サプリメントを利用する
ビタミン・ミネラルをまんべんなく摂ることが難しいときは、サプリメントで補うことも大事ですが、一つの栄養素だけに偏らないようにしましょう。
ビタミンB群・C・E・マグネシウムなど。
食生活のまとめ
「血液と腎を強くする」簡単なようで奥が深いことだと思いました。
食事に気を付けているつもりでも案外守れていないものでした。特に亜鉛は日頃食べる機会が少ないため不足しがちですね。
あまり窮屈に考えるのも続きませんから、サプリメントを利用しつつバランスよく栄養を摂りたいと思います。
髪の栄養におすすめサプリ
コメント